vol.32 小石原焼 平すり鉢

2018.10.12 Friday

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    今秋は10月に入っても日中は暑い日が多くありませんか?

    台風の多さに苦しくなる本年ですが、このところは秋空が気持ちよくホッとします。今日辺りから、ぐっと秋の気温へ変わってゆくのかなぁと、少しずつ植物の植え替えや衣替え、そしてインテリアの掃除と秋支度を進めています。

     

    なかなか準備が整わずオンラインでのドイツグッズ販売までには今しばらくお時間いただきたい状況でありますが、新米、さんま、栗...と和の美味しい秋なので、今回は和の食卓に加えていただきたい小石原焼 平すり鉢をコレ押しレポートいたします。

     

     

    小石原焼(こいしわらやき)ってご存知ですか?

    昨今では大分県の小鹿田焼(おんたやき)なら耳にしたことのあるという方が多いのかもしれませんが、その兄といえるのが小石原焼きで、福岡県に江戸時代前期に開かれた筑前最初の窯で作られる工芸品です。

    庶民の器なので煌びやかな装飾はないのですが、日常使いにとってもほっくりする温もりある姿なのが特徴です。

     

     

    当店では定番モノの一つとして、この平すり鉢を取り扱いさせていただいています。

    手で作られた溝にはバリがあり、外側の釉薬にはピンホールもチラホラしていて、民陶はイイなぁと眺めてしまいます。

     

     

    ショールームでも沢山の方々が関心持ってくださる品なので、今回使い勝手をお伝えできればと料理2品作った感想をご紹介いたします。

     

    そもそも「すり鉢」って皆さまのお宅にございますか?

    私はこれまで持っておりませんで、ゴマはプラスチック製の卓上ごますり器を使っておりました。

    幼少期には正月3日あたりに、大きなすり鉢でとろろを擦って家族でいただいたものです。

     

     

    それを思い出し、1品目として「とろろ」を作ってみました。

    作り方は簡単。平すり鉢全体を一旦水に浸けて汚れが染みにくくしてからサっと拭いて、皮を向いた山芋を鉢にグルグル擦りあてていくだけ。

    しかし今回は、水気が多くシャリシャリとした食感の長芋ではなく、長芋と大和芋の掛け合わせ品種の北海道のねばりスターを使いました。その肌理の細やかさと粘りの強さから、想像のしていたようにスッスと擦りおろすことが出来ず時間がかかってしまいましたが、とっても滑らかに擦り上げることが出来ました!

     

     

    後はお好みの出汁と(お好みで醤油も混ぜて)をお好みの緩さになるまで混ぜ加えていくだけ。今回は簡単に市販の麺つゆを稀釈したものです。

     

     

    はい、新米の美味しい季節に罪作りな美味しさのとろろを作ってしまいました。箸がとまりませんが、後から腹で膨れるので加減してお召し上がりください。

     

     

    次は、擦りゴマの香りを楽しむメニューということで「ほうれん草としめじの胡麻和え」にトライ。

    作り方はシンプルです。塩ひとつまみ加えて沸騰した湯に、しめじをサッと湯がいて取り出したら、洗ったほうれん草を続けて茹でます。冷水に取り出して、水気をきったら食べやすいサイズにカット。

    後は、すり鉢でゴマを擦って「はぁ〜良い香り〜!」となったところで、市販の練りゴマや麺汁、醤油などお好みの味を加えてタレにしたところに、先ほどの野菜を加えて満遍なくタレが行き渡るよう和えるだけ。

     

     

    はい、やはり擦りたてのゴマが加わるだけでグッと美味しくなりました。

    某お気に入り店の真似して作った金柑焼酎がすすみます。

     

     

    この平すり鉢は、そのまま食卓へ出して良い白い釉薬の美しい器なので、洗い物が減るのも助かるところです。

    サイズは小ぶりなので、一般的な2人前程度のお惣菜には十分かと。我が家は沢山食べるので、ひとまわり大きなサイズがあっても良かったなぁと感じました。

    溝に入った汚れは食洗機で簡単に洗えますが、手洗いならタワシやブラシで落としてください。

     

    つい忙しいと市販のお惣菜に手が伸びて、ついパックのまま食卓へ出してしまうなんてこともありますが、ゴマを擦って野菜を茹でて一品和え物作って綺麗な器でいただくと、なにやらスキッとして気分爽快になりますよね。疲れて料理するの忘れてたなんて方にも是非こちらの平すり鉢をお試しいただければと感じます。

    当店では本品お買い上げの方に、おまけの簡易擦こぎもお付けしています。擦りこぎは不要という方はその旨お申し付けください。

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